第5回 日本の気候 Khí hậu Nhật Bản
日本は大部分が温帯に属し、気候は概ね温和です。春夏秋冬の四季の変化がはっきりしています。国土が南北に細長いので、北の北海道と南の沖縄では温度の差が大きいです。また、アジア大陸に近い日本海側と広大な海に面した太平洋側では降水量が違います。
➀ 北海道の気候
冬は寒さが厳しく、夏でも気温は上がりません。内陸では雨が少なく、梅雨(つゆ)はありません。
➁ 太平洋側の気候
夏は雨が多く、湿度が高いです。冬は晴れた日が多く、乾燥しています。
③ 日本海側の気候
冬は大陸からの風の影響を受けて、日本海の湿った空気が高い山にぶつかり、大量の雪を降らせます。
④ 内陸の気候
日本の中央部にあたる内陸では夏と冬で気温に大きな差があります。一年を通じ、雨は多くありません。
⑤ 瀬戸内の気候
一年を通じ、晴れの日が多く、温暖で雨が少ないです。
⑥ 南西諸島の気候
冬でも暖かく、雪はほとんど降りません。雨が多く、熱帯に近い気候と言えます。
日本人にももちろんですが、外国の皆さんに人気があるのが「春の桜」と「秋の紅葉」でしょう。桜は春の花ですから、暖かい南の地方から北へ向かって咲き始めます。反対に秋の紅葉はだんだん寒くなる北から南へ移っていきます。