1分スピーチの例

 

 

皆さん、1分スピーチはできましたか? 短いスピーチを発表する機会は多いはずです。下は先回の課題に対する回答例です。自分のスピーチと比べてみてください。

 

 

 

【自己紹介】

 

   私は□□から来た〇〇〇です。学校の寮に住んでいます。はじめはとてもさびしかったので、時々ふるさとの母に電話をかけて泣いていました。

   今は寮の生活にも慣れて、みんなと仲良くなりました。私は料理を作るのが好きなので、休みの日には寮の友達にごちそうします。みんなはとても喜んでくれます。

   今、日本語を勉強しています。日本語は難しいですが、授業は楽しいです。特に漢字は絵のようで面白いです。

   この学校を卒業したら、日本料理を習いたいです。そして、国に帰ったら、日本レストランを経営したいです。

   皆さん、どうぞよろしくお願いします!

 

 

 

 

【私の友達】

 

   私は元気で明るい性格ですから、友達がたくさんいます。しかし、一番仲が良いのはビンさんです。初めて会ったのは高校1年生の時です。ビンさんは私と反対に、静かで優しいです。いつも私の悩みを聞いてくれて、お姉さんのような人です。私がさびしい時や困っている時は、いつも助けてくれます。

   ビンさんは今、ふるさとのスーパーにつとめ、毎日忙しいです。私はハノイにいるので会えませんが、いつもフェイスブックで話しています。これからもずっと仲良くしていきたいです。

 

  

 

【私の夏休み】

 

   71日、私は小さなトランク一つを持って飛行機に乗りました。以前は家族と一緒でしたが、今回は私だけ。よし、楽しむぞ!と勇気が湧いてきました。ダラットは暑いハノイに比べ、とても涼しかったです。花や緑が多く、高原の町だからでしょう。

   ホテルに荷物を置いて、町を散歩しました。スワンフオン湖、大教会、フラワーガーデン。それぞれきれいなところでしたが、どこも恋人が大勢います。レストランでも恋人、お土産屋でも恋人。私一人でホテルに帰るのはちょっとさびしかったです。

   次の日はバスでダティエン湖に行きました。ここは「愛の盆地」と呼ばれていますが、その名前のとおり新婚旅行の二人が仲良く写真を撮っています。みんな手をつないでいます。抱き合っているカップルもいます。 

   分かりました。ダラットは一人で行くところではないのです。次は私もきっと素敵な恋人と一緒に行きます。

 

 

 

【高校時代】

 

   高校の毎日は私の人生で一番美しい日々かもしれません。最後の授業の日は特に美しかったです。

   その日は天気がよかったです。校庭に赤い花が咲き、木の上で鳥が鳴いていました。皆早く教室に行きました。だれも寂しそうでした。教室は静かでした。サン君は毎日、口が軽い人ですが、その日は口が重くなりました。私の目にもクラスメートのハーちゃんの目にも涙がありました。先生の声は優しくて温かかったです。明日からは私たちはここに座れなくなって、友達と勉強することはできません。そう思うととても悲しかったです。

   クラス長が「皆さん、最後の授業ですからよい思い出が残るように頑張りましょう。いいですか?」と言いました。授業が終わって、私たちはいっしょにさよならの歌を歌いました。涙と笑いの中で別れました。時間がたっても、いつも高校時代を思い出します。

 

 

 

【最高のプレゼント】

 

   両親は私に目と耳をくれました。いろいろなことを知ることができます。両親は手をくれました。字を書くことができます。両親は足をくれました。世界中どこへでも行くことができます。両親は心をくれました。多くの皆さんと友達になることができます。両親は私に笑いえくぼをくれました。皆さんからとてもかわいいと言われます。体と心、それは私がもらった最高のプレゼントです。

   夏休みに私はふるさとへ帰ります。疲れた父の肩をたたいてあげます。母を助けて、食事を作ってあげます。それは両親にとって私からの最高のプレゼントかもしれません。